副鼻腔炎は漢方で改善できます
ここのところ、副鼻腔炎の相談が続いています。
寒気や発熱を伴う風邪症状の後、鼻粘膜や副鼻腔に炎症が起こることが原因に考えられます。本当にこういった症状でお困りの方が増えました。昨今の流感の影響でしょう。
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経験上、副鼻腔炎は漢方で改善できます
先日、感染症罹患後に声が出なくなり、鼻詰まりと後鼻漏の症状を併発、といったご相談を受けました。
喉の痛みや咳もなく、食欲正常。しかし、胸焼けと口乾(口が乾くのでちょこちょこお水を飲みたい)があるとのこと。
病態と方剤を合致させます
病巣は鼻粘膜と気管支。もしかしたら、胃の粘膜にも影響があるのかも…と思い、肺胃の生理的なお水を増やす漢方薬(粘膜層のバリア機能の鼓舞)と、鼻粘膜のただれ(排膿・解毒)を治すお薬を出しました。
翌日には声が出るようになったようです。その後、大量の鼻水が出てびっくりしたそう。(言っておけばよかったと反省…)
大量の鼻水は、鼻詰まりが起きて粘膜層が肥大し浸出液(後鼻漏)が漏れていた状態だった為、漢方薬で解毒・排膿を強めた結果のように思います。
こういった免疫反応が強く起きている状態だからこそ、漢方薬はその威力を発揮します。
感染症罹患後の副鼻腔炎、後鼻漏に漢方は有効です
患者さまは若く、正気が漲っている感じがしました。なんとなく、漢方薬が効き易そうな方だなぁと。
3日で8割症状が軽減したと喜んで下さいました。この仕事をしていてよかった…と思う瞬間ですね。
感染症罹患後の副鼻腔炎、後鼻漏。慢性急性問わず漢方で対応できます。ご相談ください。