心の健康「悩み・ストレスへの対処法について」

この記事では、今の子供達の「悩み・ストレスへの対処法について」記載しています。
子供達の心の健康について

先日、常陸大宮市の山方小学校の学校保健委員会に学校薬剤師として出席し、心の健康「悩み・ストレスへの対処法について」をテーマとし、PTAの皆様と話し合って参りました。
思春期を迎える子供達は、これから色々な場面で悩んだり、ストレスを感じたりすることが今以上に増えてくるのではないかと思います。
ここでちょっと自分の小学生の話をします。
喘息で身体が弱かった子供時代
私は小学生の頃、喘息で身体が弱く、おまけに足が遅く忘れ物が多い、ぽっちゃりとしていつもボーッとしていた子供でした。そして大好物はアイスクリームときたもんだ(笑)。
毎年の運動会のリレーでは、最後に抜かれていつもビリケツでした。当時はそれがめちゃくちゃストレスで、運動会に出るのが嫌で嫌で仕方なかったっけ。
そんな私を見かねた母親に、毎朝早起きしてランニングさせられたのを覚えています。

和彦が早く走らないとばあちゃんが死ぬぞ。そう思って死ぬ気で走れ!!
母から昭和感MAXのド根性アドバイスを受け、小学校最後の運動会のリレーでは、ばあちゃんを助けるために死ぬ気で走ってなんとかビリを回避できました。
「のぐっちゃん、やったね!!」といって、同じ地区の子達が駆け寄ってきてくれたのを今でもはっきりと覚えています。妹にも「お兄ちゃんがビリにならなくてよかった~‼」なんて言われてました(笑)。
その時、当時の自分にとって必要な「成功体験」を経験することができたのです。
ストレスをスパイスに
今の自分を支えてくれているのは、こういった経験なのではないのかと。昭和じみたことを言ってはあれですが、今の子供達にはガッツが足りない。
多少のストレスは乗り越えないといけないと、私はそう思っています。
私は足が遅かったのですが、運動は嫌いではありませんでした。中学校で野球部に入り、毎日ひたすら走っていたら、喘息症状がひどくなるどころか緩和していきました。これは気のせいではないと思います。


悪い事は想像するな
これは学校歯科医の先生に教えて頂いたのですが、仏教の教えに「悪い事を考えるな」という考え方があるそうです。
TVやネットで悲惨なニュースを見ると、どうしてもネガティブな思考になってしまいます。
常に前向きで建設的な気持ちでいるということは、心身ともに健康でいる為にとても大切なことですね。
他にも、PTAの保護者の方や学校の先生から色々なお話を聞くことができ、私自身も大変勉強になりました。
心の健康「悩み・ストレスへの対処法について」まとめます


- 無心で好きなことをする
- 話を聞いて受け止める(共感する)
- 成功体験を経験する
- ストレスをスパイスにする
- 悪いことは想像しない
以上になります。これからの子供達が心身ともに健康でいてほしいと、心より願います。

