誰かのために

いつもの如く、趣味のサッカーブログです。万が一興味のある方はご一読ください。
2025.8.2.3 日立SCクレーンサービス杯

真夏の台風が過ぎ去った翌日の、日立SCクレーンサービス杯。2日間に渡るサッカー息子の暑い熱い試合の記録です。
今回の試合は、うちの息子にとっておそらく今までで一番の難関でもあり、そして、何にも代えがたい経験になりました。
今回の試合は先発で出場。ボジションは左サイドバックを任されていました。
レベルの高い戦い
カテゴリーはU12。対戦相手の子達を見ていると、1個違うだけで、こんなにも身体の大きさやスピードが違うのか…と感じました。
スピードの速い子達に何度も抜かれて、ボールをとられて。
1-1の同点で迎えた後半戦、自陣で何とか相手を振り切って前に繋ごうとして、相手にボールを奪われ痛恨の失点。DFをしていた息子は責任を感じて、悔しくて泣いていました。
しかし残り時間も少ない中、同チームの6年生達が怒涛の反撃。キャプテンが敵陣深くで3人を抜き去り、日本代表の久保選手のような弾丸シュートをニアに放つも、ボールは惜しくもゴールポスト。
上級生の「絶対追い付いてやる!!」という気迫のプレーに、もう胸アツです。
その後、ドラマのような展開が巻き起こります。
もう1人の6年生のエースアタッカーが、虎視眈々とゴールを右サイドから狙い続け、終了間際に強引に中央を突破し、なんと同点ゴールをもぎ取りました。
僕は、持っていた日傘を投げ捨ててガッツポーズ!!(笑)
そしてPK戦になり、6年生3人が見事ゴールを決め、なんと逆転勝ち。こんなことってあるんかいな。試合終了後、コーチをしていた友人が駆け寄ってきて、力強く握手してくれました。
ありがとう。本当にありがとう。
息子の失点を、チームのみんなが取り返してくれて逆転してくれた。これぞチームスポーツ。これぞサッカー。この歳になってこんな感動できるもんがあるなんて、俺もサッカーやっときゃよかったよ。
誰かのために

「こうゆう経験が大事なんだよね」
友人がそう言っていました。サッカーの技術も、上手くなるということも大事だけど、誰かのために、チームのためにやってやろう、がんばろうってその気持ちが一番大事なんだと。
家に帰ったあと、息子と今日のサッカーの試合について話をしました。

俺、今日ぜんぜんダメだった。抜かれて俺のせいで点とられて最悪だった。6年生の出てる試合って、レベルが高くて、一生懸命やってるけど、あんなに色々言われてもできないよ。俺は、楽しくサッカーしたいだけなのに
涙目になってそう話す息子を見て思いました。あれ、自分の認識とずいぶん違うな~と。



いやいや、めっちゃ頑張ってたじゃん。何度もスルーパス出してチャンスメイクしてたじゃん。早い子に抜かれても諦めずに食らいついてたじゃん。気持ちでは負けてなかったじゃん。
サッカーって点とられるスポーツなんだから、やられるのはしょうがないよ。仲間が点を取り返してくれたろ。これがサッカーなんだよ。チャレンジして失敗したなら、それは決してダメじゃない。
ただ、カテゴリーが上がってレベルが高くなってきたから、当然要求は厳しくなっていく。コーチはお前にそれができると思ったから、スタメンに選んだんだ。
次どうするか、一緒に考えようぜ。父ちゃんも、今日審判やって失敗しちゃったところあったから、おんなじだ(笑)



うん、わかった。俺、チームのためにもっとがんばる
そううなずく息子が、かわいくて。大丈夫、君ならきっと乗り越えられる。
子供の育成
ただサッカーを教えればいいってもんでもないってゆうか、子供の育成って難しいけど面白いな。
もしかして、一緒に楽しくサッカーをするだけで、良いんじゃないかな。
このU12の2日間の試合は、息子にとって、自分にとっても本当に良い経験をさせてもらいました。コーチ陣をはじめ、チームの皆様には本当に感謝しかありません。
子供とのこの時間を大切にしていきたいものです。この瞬間が、きっと良い思い出になっていく。
これからも、⚽頑張ろうね。