子供の成長は親の成長に繋がるってお話
この記事は、子供の成長を目の当たりにしてすっごく良い刺激をもらったってゆう、とある週末の記録です。
先週末、妻が法事で里帰りをしており、私が2人の子供達の面倒をみておりました。
子供の成長は親の成長に繋がる
まずは娘の話から
娘は来年受験を控えており、先月位から準備を始めていました。同級生に勉強を頑張っている子もいて、ちらほら焦りが出てきているようなのです。
おとう、この公式がなんでこうなるのか分からないよ~。周りには凄い子がいっぱいいて、焦っちゃうよ~。
涙を浮かべながら、焦燥感も強く、勉強にもいまいち身が入らない様子でした。
そんな娘の様子をみて、一つだけ伝えることにしました。
焦る気持ちがあるのはよく分かるよ。でも、〇〇(娘の名前)はおかあと毎日行う勉強のスケジュールを毎日コツコツやっているでしょ。だから大丈夫じゃないのかな。
ただ、足りないのは集中力だと思うよ。家のリビングで勉強していると、iPadをいじったり、ついついTV見ちゃうじゃん。もう少し集中力を発揮する環境を作ってみたら?
分かった。やってみる!!
と言って、なぜか急にやる気スイッチが入り、目の色が変わります。
翌日は日曜だったのですが、朝7時半に起床し、3時間全集中。お昼前には勉強を終わらせていました。
おとう、勉強終わったよ!ジャスコ行きたい!
おそるべし、子供の素直さとその切り替えの早さ。そんな大したこと言っていないのに、ちょっと感動してしまいました。
大人だったら、こうはいかないよね笑。
お次は息子の話
息子はサッカー大好き人間で、毎週末サッカーに付き合わされています。
週末に練習試合がありました。相手は鹿島アントラーズのスクール生。AチームとBチームに分かれ、息子はBチーム。ポジションはDFだったのですが、いきなり5点取られてボコボコでした。
監督にもどやされ、泣きながらベンチでうずくまる息子。
前行けって言われたり、戻れって言われたり、わけわかんないよ。もういやだ。サッカー全然楽しくない。
そんな息子に、一つだけ伝えました。
DFなんだから、守りに集中しなよ。前行くのは考えずに、とにかく相手の攻撃を止めること。抜かれてもいいから、食らいつけ。
Aチームの〇〇くん、ディフェンス凄い上手だろ?ほら、あんな風にポジショニングしてみな。
それやってるもん。それでも怒られるもん。
とブツブツ文句を言いながら、2戦目に突入します。
なんといっても相手は鹿島アントラーズのスクール生。レベルが違います。当然DFは大忙し。息子のいるポジションに、嵩に懸かって襲ってきます。
〇〇(息子の名前)、首振れ!!そうだ!
監督の愛のある怒号が飛びます。首を振りながら相手の位置を確認し、アントラーズの攻撃を必死に止めにいく息子。
1戦目とはまるで人が変わったように、必死の形相で相手のFWに食い下がります。
ナイスディフェンスや!!
抜かれても何度も何度も立ち向かうその姿に、思わず感極まってしまい、わたくし花粉症が発症してしまいました。
マジかよ。そんなんできるんかよ。父ちゃん目がかすんで前が見えないよ…
ってナイスカット!!
いいところで相手からボールをカットした息子氏。
しゃおらああああああ
しかし、その後前線の誰もいないところにボールを蹴り出してしまい、また監督に怒られておりました笑。
2点はとられましたが、2戦目は1戦目と全く違う内容で、及第点だったかと思います。子供達の頑張りに本当に感動しました。ああ、スポーツって本当に素晴らしい。
なかなか鹿島アントラーズのスクール生と練習試合なんてできないと思います。息子が所属しているサッカー少年団の皆様に、感謝しかありません。
母親がいなかった週末
子供達の成長に感化され、たくさんの刺激をもらいました。2人ともありがとう。
2日会わなかっただけなのに、なんだか2人とも大人の顔になったよね。
母親がいなかったからこそ、頑張ろうって思ってくれたのかもしれない。そんな子供達に感謝し、同時に母親の有難みを感じました(2日が限界です)。
子供の成長は親の成長に繋がる(繰り返し)
私は、漢方で患者さまの体調を整える仕事を生業としております。
薬を効かせることができたとしても、完治まで症状をコントロールしていかないとなりません。
その精度を上げてゆきたい。今年はそんな目標を密かに掲げています。
医たる者、よく医道に心を用いるときは、事々物々の中に、自然と我が道の法則と思い合わすべきことを遇しているものだ。~庭の樹木を見るときも、山に遊び水に浮かぶときも、また煙草盆一つを手に取ってみるときでも、事々物々の中に自然と我が術の工夫の手がかりとなることが遇している。
和田東郭『蕉窓雑話』より抜粋、翻訳
こういった刺激を受けることは、漢方の腕を上げることに繋がるのではないかと思っています。これから一人にでも多くの患者さまを救う為にも、子育てと漢方を頑張ろうと思います。
やりたいことが、こんなにたくさん目の前にある。なんて幸せなんだろう。
支えてくれる家族や周りの環境に、感謝するばかりです。