【2024年度の漢方を振り返って】
2024年12月31日現在、棚卸業務に追われながらこの記事を書いています笑
本年度を振り返って
2024年の目標は「精度を上げること」でした。たまたまかもしれませんが、ここ数ヶ月、お薬をお出した方の症状の改善率が8割を超えていました。まぐれかもしれませんが💦
病態を決めて薬を出した後、「これはおそらく効くだろうな」という感覚が以前より感じれるようになった気がします。以前、漢方の先輩が「だんだん、薬を出した後の患者さんの体調変化が予想できるようになるよ」と言っていたのを思い出しました。
作業の中にある、本当の技
症状でお悩みの患者さまのお話を伺う毎日。ひたすら患者さまの体調の相談に乗り、古典を振り返り、悶々と考え、同じ日々を繰り返す。
どこかの豆腐屋のおじさんが言ってたのですが、「単調な作業の中に本当の技がある」と。自分の師は超一流の職人って感じで、私も早くこうなりたいです。それだけでなく、師はコミュニケーション力がズバ抜けています。
漢方を始めるきっかけになった、練馬の漢方薬局+Cの扉を叩いて8年。+Cの小岩井さんとの出会いが漢方の始まりでした。地元で漢方薬局を開業してもうすぐ3年が経とうとしています。
漢方を始めたばかりの頃はそらもう患者さん治せなくて、自分が情けなくて、本当にキツくて、その時の事は今でも忘れられません。
漢方で必要な大切なこと
この仕事で重要なのは「再現性」です。同じ人なんてまず来ない。当然、治せなかった人もおられました。「自分には治せないのか、、」そう思って落ち込んで、失敗して、また勉強して、再現性を高めていく。
治せなかった人がいたからこそ、治せた人もいました。漢方に終わりはないけれど、来年もまた地道にコツコツと腕を磨いてゆこうと思います。
当薬局に来て下さる患者さまに、感謝申し上げます
最後に、私とコミュニケーションを取ってくださる患者さま、本当に本当にありがとうございます。患者さまと仲良くなればなる程、症状の改善率が増していくような気がするのです。自分の未熟さを補って下さるのは患者さまです。本当にそう思います。
自分にも、患者さまにも正直な漢方を。今の自分のできる事を精一杯やろう。
皆様、本年度もありがとうございました。また来年も頑張りので、よろしくお願いします。これからも「地域の駆け込み寺」と言われるような薬局を目指して参ります。
PS.サッカーと漢方
漢方とぜんぜん関係ないのですが、子供がサッカーをしている影響でコーチライセンスと審判ライセンスを取得しました。
そらもうサッカーにどハマりして、フットサルで若い子達にコテンパンにされつつもリフティング60回位できるようになりました。これがかなり良い意味で仕事に影響しています。
ありがとう息子氏。成長させてもらってるのは、父ちゃんのほうだね。