親の願いは、それだけ

この記事は、小学四年生の息子氏の最近のお話です。

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親が子に思う、願い

親の願いは

最近、周りに怒られてばかりの息子氏。あれ、反抗期?と言わんばかりに「俺は悪くない!」と自己主張してくるようになり、ちょっと親も心配なお年頃。

うちの息子は、やんちゃ坊主?

サッカー少年でもある息子は、体格の大きい子だろうが、高学年だろうが、どんな相手でも全力でぶつかります。そこは男の子らしいというか、良いところだとも思うんだけど、ちょっと心配なところでもありました。

なんとゆうか、力が入り過ぎて不器用極まりない感じ。

低学年の頃、サッカーチームの監督に「このくそじじい!!」と文句を言って追いかけまわされていたことがありました(汗)。

それなのに「〇〇(息子の名前)はやんちゃ坊主だけど、まだ大人しいほうだよ。むしろ、キタキタ~って感じ!昔はもっとすごい子いたよ」と監督は言ってくれて。

この前のサッカーの試合の時も、自分よりもはるかに大きい子に故意にファールされ、その後思わず手が出てやり返してしまいました。

気持ちは分かる。けど、やられたら暴力でやり返すってのはスポーツマンじゃないだろ。サッカーでやり返せよ!俺が以前教えたことをもう忘れたのか!

と、この時は僕が激怒しました。

しかし一緒にプレーしていたチームメイトの子供たちは、「お前は悪くない!!悪いのはあっちだよ!!」と息子を擁護してくれたのです。

こんなうちの息子に、厳しくも温かく接してくれるサッカーチームの監督やチームメイトの子供たちには感謝しかありません。

学校での、やんちゃ坊主っぷり

またある日、学校で担任の先生に注意を受けた出来事がありました。その内容を聞いた妻が激怒し、息子を叱責しました。

やはり、一番子供に愛情を注いでいるのは母親でしょう。誰よりも我が子を心配しているが故に、怒った時は僕よりもおっかない。

あんた、今の自分が好き?

大っ嫌い!だって頑張ってもできないよ。そんな自分が嫌いだ!!

そう言って、わんわん泣いていたそうです。

そう、瞬間湯沸かし器の異名を持つうちの息子氏は、イライラした時の感情のコントロールが効かんのです。だから周りに怒られる。親の顔が見てみたいですよね。

ただ、悪いところだけでもなく、感情が落ち着いている時に面と向かってしっかり話せば、何かいけなかったのか、何が悪かったのか、次はどうすればよいのか、ちゃんと反省し分かってくれてる子ではあります。

翌日、学校の先生に謝りにいき、

先生、僕は積み上げてきたもの(信用)を崩すようなことをしてしまいました。ごめんなさい。

大丈夫!そんなことないよ。君には良いところたくさんあるよ。もうちょっとだよ!

担任の先生はそう言って励まして下さいました。学童の先生も、同じことを言ってくれました。

うちの子は運が良いと思います。学校の先生をはじめ、サッカーチームの監督やチームメイトの保護者の方々、友達、こんなにもたくさんの方に支えられて…。この地域で子供を育ててよかったと、心から思います。

親の願いは、それだけ

親の願いは、それだけ

昨日、学校の帰りに二人でスーパーに行きました。

息子は、手を繋いでくれました。男の子らしい手になったな。そう感じました。

こうやって手を繋いで歩いたり、一緒にサッカーできるのも、あとどのくらいかな。

え?父ちゃんがおじいちゃんになっても手を繋ぐよ。俺は、父ちゃんとサッカーするのが一番楽しいんだからね!

何気ない我が子の言葉に、涙が止まらなくなりました。

こんな思い出をありがとう。僕は、君の父親でいれることを誇りに思う。君の一番のファンは、父ちゃんと母ちゃんだよ。

どうか健康で、健やに過ごしてほしい。やりたいことを、思う存分にやってほしい。心配になることもあるけれど、信じてる。

親の願いは、それだけです。

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