熱中症による諸症状(頭重感・不眠)を漢方で改善【60歳女性】

熱中症による諸症状(頭重感・不眠)を漢方で改善【60歳女性】

先日、炎天下の下で草むしりをしてたくさん汗を掻き、それから頭重感が増して、よく眠れなくなってしまいました。

この記事では、こういった症状でお悩みの方に漢方薬をお出しして、実際に改善できた内容を記載しています。

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熱中症による諸症状(頭重感・不眠)を漢方で改善する

熱中症による諸症状(頭重感・不眠)を漢方で改善する

相談者は60歳の女性。

去年も夏頃に具合が悪くなり、薬局に来て下さった方。

先週は湿度も高く、40度近くまで気温が上がり、異常なまでの暑さが続いていた。炎天下の下、草むしりを行ったあとに体調を崩してしまった。

こういった症状を改善するのに、漢方には手立てがある。

熱中症による諸症状(頭重感・不眠)を漢方的に可視化する

ヒトの身体には絶えず血が運行している。漢方では「血は陰に属す」という考え方がある。

陰…身体を潤す、ラジエーターの役割を担う

夏場はこの陰血が消耗しやすい。心臓が悪い方などは負担がかかりやすく、この暑さの中、出歩くのは注意が必要である。

4月~5月はしっかり眠れていた。この時期に不眠は感じていなかったようだ。

炎天下の下で草むしりでたくさん汗を掻いた→陰血の消耗・枯渇→ラジエーター不足のオーバーヒート状態→頭重感、不眠などの症状の発症

このように病態の仮説を立ててみた。

熱中症による諸症状(頭重感・不眠)を牛黄を使って改善させる

こういった症状に適した生薬、「牛黄」。効能は清熱解毒、芳香開竅。この「邪熱」を取り去れば症状は改善に向かうはず。

1週間、50㎎(2カプセル)を服用してもらう。すると、数日後に「よく眠れるようになりました」とご連絡を頂いた。

このように牛黄カプセルをさらっと服用することで、熱中症の症状がさっぱり取れたりする。

牛黄を夏場はポケットに忍ばせておくと良いです

牛黄は水戸光圀公が印篭に入れていた高貴薬として有名です。

  • 心臓が弱い方の予防
  • 夏場の熱中症の諸症状
  • メンタル不安の改善
  • 風邪のひき始めに

こういった症状に、1~2カプセルさらっとお使い下さい。きっと役に立ってくれると思います。

牛黄は時価の為値段が変動します。価格はお問い合わせください。

牛黄の詳しい解説はこちら

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