漢方処方で「排尿異常」が改善した77歳男性の実例
仕事で無理をした日を境に、お小水が出にくくなってしまって…。なんとか導尿カテーテルを使って排尿していますが、それがとても辛いです。
この記事では、漢方によって「排尿異常」が改善した実例を紹介します。
排尿異常について、ご相談者の様子
- 年齢:77歳
- 発症時期:1年と半年前
- 症状:お小水が出にくく、残尿感がある
- 体質:汗を掻きやすい
排尿異常を漢方で改善する流れ
- 状況をヒアリングする
- 漢方的な原因を伝える
- 症状に最適な漢方を処方する
排尿異常の悪化要因と寛解要因をヒアリングする
悪化要因:排尿を我慢すると余計出にくくなる。
寛解要因:温めると少しは良い気もするが、それでも基本的には排尿しづらい
排尿異常の原因を伝える
相談者様は数年前、仕事中に骨盤骨折を経験しています。そして1年半年前の寒い日に、外で重機を扱う仕事中に現在の症状が悪化したそうなのです。
尿は透明で頻数。この排尿障害の原因には、血行不良が絡んでる可能性が高いと感じました。
骨盤骨折をしてから、下半身が冷えやすくなったように感じるんだ。筋力が落ちたのかなあ。
これは…と思い、漢方薬で血行を促してみましょうと提案させて頂きました。
排尿異常を改善する為の漢方を処方する
全身を診ず、局所(膀胱)を診る。そのようなイメージを持って、桂枝湯をベースとする薬方を作り投薬しました。
その1週間後、
導尿カテーテルを使わず排尿がスムーズになりました!本当にありがとう!!
という嬉しいお声を頂きました。
私には以前、排尿障害で治せなかった患者さまがおりました。本当に申し訳なかったのですが、約2か月試行錯誤しましたが、どうしても症状を好転させてあげることができませんでした。
今回考えた処方は、その時と全く別の漢方薬でした。きっとその時の経験が、今回の患者さまに症状に生きてくれのかな…と思います。
排尿異常を改善するには、その人に適した漢方薬を選定する必要がある
全員が同じ漢方薬で治るわけではありません。100人いたら、100通りの治療方法があるといっても過言ではありません。
漢方のハセガワ薬局では、相談者の症状を細かくヒアリングしたうえで配薬し、あなたの症状に最適な漢方をご紹介させていただきます。排尿異常でお悩みの方は、お気軽にご相談・ご来店ください。
漢方薬は近年、ネットで簡単に手に入るようになりましたが、的確な処方をするためには専門的な知識、病態の見立てが必要です。
重要なのは、病態を東洋医学的にどう捉えるかです。
- 病因(なぜそうなったか)
- 病機(どこの機能が低下しているか)
- 治則(どうやって治せば良いか)
- 方剤(薬草をどのように使えば良いか)
私たち「漢方のハセガワ薬局」へご相談いただければ、あなたに最適な漢方薬をご提案いたします。症状にお悩みの方は、ぜひご相談ください。